ぶいすぽっ!2026年3月第4週

ぶいすぽっ!は夜のゲーム配信が鮮明に機能した週

今週のぶいすぽっ!は、夜のゲーム配信に強い視聴集中を作りながら、少人数の中で複数の配信者が高水準に並ぶ週でした。総量ではホロライブやにじさんじより小さいものの、平均視聴は高く、少人数編成の強みがよく出ています。全体としてはかなり集中型ですが、特定の一人だけが突出するのではなく、猫汰つな、龍巻ちせ、橘ひなの、藍沢エマ、紫宮るなが近い距離感で全体を支えています。ぶいすぽっ!らしい「何を見せる場所かが分かりやすい」強さが、そのまま週次の印象に表れた一週間だったと整理できます。

猫汰つな・龍巻ちせ・橘ひなのが支えた少数精鋭の週次規模

今週のぶいすぽっ!は、25人で111本の配信を回し、総視聴724万3763回を積み上げました。平均視聴数は6万4676回、ライブ平均は6万5213回で、3事務所の中でも高い水準にあります。平均ライブ時間は225分と長く、視聴者がじっくり滞在する前提の配信文化が見て取れます。

配信者別では、猫汰つなが70万8658回、龍巻ちせが70万5465回、橘ひなのが68万6371回と続き、藍沢エマ、紫宮るなも50万台で並びました。ここで重要なのは、誰か一人の突出というより、上位層がかなり近い水準で並走していることです。藍沢エマが13本、紫宮るなが11本と配信回数でも目立つ一方、視聴上位も大きく離れていません。少人数でありながら、複数人が同時に軸を担える状態が、ぶいすぽっ!全体の安定感につながっていると考えられます。

主要指標

稼働クリエイター数
25名
ライブ配信本数
111本
動画投稿本数
2本
総視聴数
7,243,763回
平均視聴数
64,676回
ライブ平均視聴数
65,213回
平均配信時間
225分

ぶいすぽっ!は夜のゲーム配信に視聴が集中した

時間帯別では、夜が圧倒的な主戦場でした。73本の配信が夜に集まり、総視聴は503万2538回、平均視聴は6万9896回と全帯で最も強い数字を出しています。昼は26本で158万7727回、平均6万1066回と一定の強さを持っていますが、朝は6本と1本の動画で25万1918回、深夜も6本と1本の動画で37万1580回にとどまりました。

この構造から見えるのは、ぶいすぽっ!の視聴習慣が非常に明確に夜へ寄っていることです。甘結もかの『スト6』、橘ひなのの『Apex Legends』、龍巻ちせの『ELDEN RING』、千燈ゆうひの『League of Legends』など、今週の象徴的な上位配信が夜帯に重なっていました。昼にも一ノ瀬うるはの『ポケモンFR』のような強い配信はありますが、全体の印象を作っているのはあくまで夜です。時間帯の役割がはっきりしており、夜に集中的に熱量を作るタイプの事務所特性が今週も明確に表れました。

時間帯別 総視聴数

251,918回
1,587,727回
5,032,538回
深夜371,580回

時間帯別 平均視聴数

35,988回
61,066回
69,896回
深夜53,083回

ゲーム配信が圧倒的主軸で、歌とコラボが変化を作った

内容別では、ゲームが104本、総視聴650万1738回で、ほぼ全体を支配しています。平均視聴も6万3124回と高く、量・質の両方で中心です。雑談は2本、企画は1本にとどまり、今週のぶいすぽっ!は内容の軸が非常に鮮明でした。

その一方で、歌は4本と少数ながら平均10万5087回と高効率で、少ない本数でも十分な存在感を見せています。また、コラボ要素を含む配信は視聴の引き上げに寄与しており、橘ひなののApexコラボのように、ゲーム自体の強さに加えて相手や組み合わせが入口として機能するケースも見られました。

つまり今週のぶいすぽっ!は、「何でもある」よりも「ゲームを見る場所としての強さ」がまず立ち、その上で歌やコラボが変化を作る構造です。内容の分散ではなく、コア体験の鮮明さが視聴獲得に直結していたと考えられます。

内容別 本数

ゲーム104本
雑談2本
4本
企画1本
その他2本

内容別 平均視聴数

ゲーム63,124回
雑談54,438回
105,087回
企画83,693回
その他64,554回

甘結もか・一ノ瀬うるは・橘ひなののゲーム配信が上位を形成

最上位は甘結もかの『スト6』配信で21万1510回でした。タイトル時点で対戦文脈と成長期待が明確で、夜帯配置とも噛み合っています。続くのは一ノ瀬うるはの『ポケモンFR』で21万0244回、千燈ゆうひの『League of Legends』が16万9936回、橘ひなのの『Apex Legends』コラボが16万6866回、龍巻ちせの『ELDEN RING』が15万3755回です。

上位群を見ると、いずれもゲームタイトルが前面に出ており、配信内容の分かりやすさが強い共通点になっています。ただし、その伸び方は少しずつ違います。甘結もかは対戦・成長文脈、一ノ瀬うるははシリーズ性、千燈ゆうひは久しぶりのLoLという復帰感、橘ひなのはコラボ相手との組み合わせ、龍巻ちせは初挑戦の『ELDEN RING』という入口がありました。ぶいすぽっ!の上位は「人気だから見られる」だけでなく、ゲームそのものの文脈がしっかりタイトルに乗っており、視聴者が入る理由が明確だったことが大きいです。

藍沢エマや空澄セナの補助線的な枠は広がりに制約

下位には、藍沢エマの試食会、空澄セナの案件寄りの枠、昼活雑談、千燈ゆうひの短めのゲーム枠などが並びました。これらは内容自体が弱いというより、事務所の主導線から外れたために広がりに制約が出たと考える方が自然です。

今週のぶいすぽっ!は夜のゲーム配信が極めて強かったため、そこから外れた昼雑談や案件色のある配信、短時間で終わる補助線的な枠は、相対的に広い入口を作りにくい条件にありました。特にぶいすぽっ!は「夜に長めのゲーム配信を見る」という視聴習慣が強いため、短尺や非ゲーム中心の枠は既存ファンには価値があっても、外側へ大きく広がる導線にはなりにくかったと見られます。今週の下位群は、事務所全体の強い型から外れたことが影響したケースとして読むのが妥当です。

ぶいすぽっ!は明快な夜ゲーム軸で回遊を作る状態

今週のぶいすぽっ!は、かなり明確な夜ゲーム集中型でした。ただし、その中身は一人の絶対的牽引ではなく、猫汰つな、龍巻ちせ、橘ひなの、藍沢エマ、紫宮るなといった複数人が近い距離で並ぶ準分散型です。少人数ゆえの見通しの良さがあり、どの配信者から入っても事務所の中心体験が把握しやすい状態になっています。

初見導入も比較的シンプルで、人気ゲームやコラボ枠に入りやすく、そこから配信者個人の継続配信へ深く入っていけます。ホロライブのような大型企画入口型、にじさんじのような多入口回遊型とは異なり、ぶいすぽっ!は「コア体験の明快さ」で勝負している状態にあります。今週はその強みが非常に分かりやすく数字に出た週だったと整理できます。

来週も夜ゲーム軸の継続と歌・コラボの伸び方が見どころ

来週以降を見るうえでは、夜のゲーム配信軸がどこまで継続するのか、そして歌やコラボがどの程度まで上位に食い込むのかが見どころです。今週は、甘結もかの『スト6』、一ノ瀬うるはの『ポケモンFR』、橘ひなのの『Apex Legends』、龍巻ちせの『ELDEN RING』のように、タイトルの分かりやすいゲーム配信がそのまま上位を形成しました。

ぶいすぽっ!全体としては、「何を見に来る場所か」が非常に明快です。そのぶん初見にも入りやすく、個々の配信者の違いも追いやすい。来週も、夜ゲームという主軸が維持されるのか、それとも歌や企画、コラボが変化を広げていくのかを見ることで、事務所の次の広がり方が見えてきそうです。

集計差分と解釈上の注意

本レポートは公開データをもとにした週次の集計・分析です。集計タイミングやデータ反映状況により、後から表示値に差異が生じる場合があります。本文中の分析・解釈には編集上の評価や考察が含まれますが、将来の成果や継続的な傾向を保証するものではありません。内容に誤りや更新の必要が確認された場合は、確認後に修正することがあります。